悪質クレーム対策に向け2万3985筆の署名簿などを加藤厚労大臣宛に提出(UAゼンセン)
産業別労働組合のUAゼンセンは、悪質クレーム(迷惑行為)対策の推進を求めて、要請書と加盟組合246組織の決議文および2万3985筆の署名簿を加藤勝信厚生労働大臣宛てに提出しました。
UAゼンセンの流通部門がことし6~7月に行った悪質クレーム(迷惑行為)の実態についてのアンケート調査(168組合、5万件超の回答)によると、回答者の7割超が業務中に悪質クレームに遭遇したことがあり、そのうち約9割がストレスを感じているという結果があったということです。
UAゼンセンの藤吉副会長は、労働者を守る視点からハラスメント(悪質クレーム)問題の解決へ向けて、具体的に、次の3項目について要請しました。
- 「顧客によるハラスメント(悪質クレーム:仮称)」から労働者を守るために事業者が講ずべき措置を定めるなどの対策を講じること
- 「顧客によるハラスメント(悪質クレーム:仮称)」およびその対策に関する実態調査・研究を実施すること
- 商品やサービスなどを提供する際に労働者が受ける違法行為を抑止する施策を講じること
応対した宮川晃雇用環境・均等局長は、今年度設置した「職場におけるハラスメント防止対策についての検討会」のなかで、顧客からのハラスメント(悪質クレーム:仮称)」について労働問題、社会的問題の視点から検討していきたい旨の返答をしたとのことです。
■悪質クレーム(迷惑行為)対策に向け2万3985筆の署名簿などを加藤厚労大臣宛に提出